CentOSとは (CentOS/RHEL/Fedoraの関係についてまとめてみた)

Linuxを使う時、CentOSを使うことが多いので、
概要レベルくらいは知っておこうとお勉強。

概要

• Red Hat Enterprise Linux(RHEL) との完全互換を目指した無償のディストリビューション(※1)
  • RHELは有償版のLinuxなんだけど、これから無償で提供してはいけないパッケージなどを含まない形で作成させれている。⇒ RHELと同様のアーキテクチャをサポート、また実際に動作しているパッケージが含まれているため、動作が安定している。
• CentOS Projectが開発
  • CentOS ProjectはRed Hatの支援プロジェクト(2014/1）
• Community Enterprise Operating System（コミュニティベースで開発された、エンタープライズレベルのOS」）の略
• 最新版はCentOS 6.5
• CentOS x はRHELのカーネルによってインクリメントされる
• ライセンスはGPL(※2)

Fedoraとの違い

同じようにRHELと関連するOSSのLinuxとしては、Fedoraがある。
Fedoraは、

• Red Hatが支援するコミュニティ「Fedora Project」が開発
• 最新技術を盛り込むため、短期間にリリースを繰り返す
• ここで開発し安定したものまたは、検証するものがRHELにマージされる。

Fedora,RHEL,CentOSの関係性

　Fedora　→　RHEL → CentOS

• Fedoraで開発して安定したものがRHELにマージされる。
• RHELの商用に関連しない部分がCentOSによって提供されている。

参考URL

• CentOS 最新情報 | OpenStandia™ （オープンスタンディア）
• 米Red HatがCentOS Projectに出資、RHELクローンの「CentOS」がRed Hatの正式プロジェクトに | SourceForge.JP Magazine

メモ

RHEL系のディストリビューションは他にもあるみたい。

• 欧州原子核研究機構（CERN）などが開発する「Scientific Linux」
• 米Oracleの「Oracle Linux」

RHELはライセンス的に問題ないものは、こんな感じで使っていいものなのかな？
そこらへんはよく知らない。

単語

(※1) ディストリビューション
Linuxを使う人がインストールしたり利用したりできるようにまとめたもの。
「配布」「流通」の意味がある。
(※2)GPL (The GNU General Public License:ジーピーエル)
ソースコードの公開を原則として、使用者にソースコードの改変や、再配布を認めるライセンス体系。主にGNUプロジェクトで開発されたソフトウェアや、その派生物などに適用されている。